『Bloody Call』
■イベントCG■

【黎明】
「双葉……!
どうしてこんなことを――!?」
憤りと驚愕、そして悲しみがない交ぜになった声で、黎明が絶叫するのが聞こえた。
……叱られてもしょうがないって、自分でも思う。
さっき散々「逃げろ」って言われたばかりなのに。
守るべき相手に庇われた黎明が、どんな気持ちでいるのか――
分かり過ぎるくらい分かってるつもり。
だけど、私は――。
【双葉】
「……守られてるだけなんて、嫌なの」
【双葉】
「私だって、2人の――黎明の為に、 何かしたい……!」
傷の痛みを必死に堪えながら、そう答えた。
そして、実感する。
――黎明は今までずっと、1人でこの痛みに耐えてきたんだって。
私を守る為に、これと同じ傷を負ってきたんだろうって。
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